オンネトーとはアイヌ語で「老いたる沼」を意味す。季節、時間、場所、角度等によって様々な様相を呈することから別名「五色沼」とも呼ばれ、ここを訪れる人々の心を魅了して止まない。東岸に隣接したキャンプ場があるが、他の道東のキャンプ場がオートキャンプ利用対象者へ迎合し、どんどん一般レジャー化してゆくのに対して、針広混交林が密に立ち並ぶ木立の間にテントサイトが作られていることもあり、利用者の多くをライダーやチャリダー等のツーリング族が占めている。チャリダーとして初めてこの湖に来てキャンプをして、その魅力にたちまち取り付かれて何連泊もした学生時代の思い出。それまで勤務していた都市銀行を退職して、ここからほど近い阿寒湖にある自然保護財団法人に転職した時の思い出。まるでそれら全てを優しく内包してくれるかのごとくどこまでも澄み切った静かなる湖面。