G.W.中の束の間の喧騒が過ぎ、元の静謐さが戻ったここオンネトーにもようやく遅い春が訪れる。北海道三大秘湖と呼ばれながらも、交通アクセスの良さから、夏のシーズンともなれば大型観光バスが間断なくやって来ては慌しく去って行く、おそよ秘湖とは呼べる代物ではなくなってしまった感があるこの小さな湖だけれども、それでもなお訪れる度に新たな感動を与えてくれる場所であることには違いない。湖面が完全解氷する にはあと10日ほど後にはなろうが、こうして解氷した湖面に映る雌阿寒岳や阿寒富士の姿もとても趣深い。「花風」という言葉があるように、春は風の強い日が多い。この時期に逆さ雌阿寒や逆さ阿寒富士を撮るにはかなりの忍耐が必要だ。この写真も風が止むのを待つこと2時間余、ようやく訪れた一瞬を写しこんだもの。 「そこにあるいつもの風景」とはいうものの、自然との出会いも一期一会。